ICOM IC-R6で受信した無線のスマホ録音

師走の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、皆さんは広帯域受信機をお持ちですか?

一家に一台はありますよね。
恥ずかしながら私はSDRしか持っておらず、ハンディタイプのレシーバーというのは持っていなかったのです。

買ってみた

2025年の楽天ブラックフライデーのタイミングで、実質2万円を切る価格で購入することができました。

アフィカスリンク
IC-R6 エアーバンドスペシャルVol.2 アイコム 広帯域ハンディレシーバー
https://a.r10.to/hkutF7


航空無線をメインで聴きたかった訳ではないのですが、どいつもこいつも"エアーバンドスペシャル"などと銘打っており、なんだかよく分かりません。

楽しいぞ

プログラムスキャンに特小無線(422MHz帯)、アマチュア無線(144MHz帯、430MHz帯)をセットして街を駆け巡り、家電量販店や自動車販売店のインカム、道路工事の誘導無線などを聞いてみました。

そして、「これはなんとも素晴らしいな」と思ったわけです。

ちなみに電波法59条で

電波法59条「通信の秘密の保護」
何人も法律に別段の定めがある場合を除くほか、特定の相手方に対して行われる無線通信(電気通信事業法第四条第一項又は第百六十四条第三項の通信であるものを除く。第百九条並びに第百九条の二第二項及び第三項において同じ。)を傍受してその存在若しくは内容を漏らし、又はこれを窃用してはならない。

と定められていますので、特に内容について言及はしません。

持ち帰りたい!!!

無線を聞くのは楽しいですね。
しかし、スピーカーから聞くだけではなんだか物足りません。

そうです。音声を録音して持ち帰りましょう!

前述の通り、傍受した内容を文字に起こしてSNSにカキコしたり、音声をインターネット上にアップしたり…といった奇行をしなければ、この行為自体が問題となることはありません。
実際に、IC-R30には録音機能が搭載されていますね。

IC-R6には3.5mmのイヤホンジャック(モノラル)が装備されていますので、これを活用します。

なぜスマホなのか

やっと本題に入ります。

音声を録音したいなら、ICレコーダー(PCMレコーダー)と繋ぐだけでできるじゃないかと。
わざわざスマホを使う理由があるのか?と思いますよね。

まず第一に、私はレコーダーなんて持っていません。用途が限定的すぎてあまり購買意欲も湧きません。

さらに言うと、そんなものを持って入れない現場もあるのです(これ大事)
コンサートワッチにレコーダーなど、無理でしょう。
(レシーバーはいいのかよ)

まあ、そんな感じの理由で、スマートフォンで代替できるのではないか?というのが今回の趣旨です。

必要なもの

  • イヤホン端子を装備したスマートフォン
  • ヘッドホン分配プラグ
  • オーディオコード
  • オーディオ変換ケーブル

ざっとこんな感じです。

1.スマートフォン
イヤホン端子を装備したスマートフォンなんて、今の時代珍しくなってきましたが、そこはなんとかしてください。
確証はありませんが、DAC付きのオーディオ変換アダプターでもできるのかな?
今回はmoto g53j 5Gを使用します。

2.ヘッドホン分配プラグ
イヤホンと同時使用するためにはスプリッターが必要です。
今回はオーディオテクニカのAT3C25Saを使用します。


3.オーディオコード
3.5mmのオス-オスのケーブルを用意します。
ここで注意点ですが、マイク端子と直接接続するので、ケーブルは"抵抗入り"のものを購入しましょう。
「マイク端子用」などと書かれている物が多いですね。
今回はJVC CN-204Aを使用します(ヨドバシカメラで購入)

4.オーディオ変換ケーブル
大抵のスマートフォンのイヤホン端子は4極になっていますが、CN-204Aは3極となっています。
このままではケーブルを接続しても認識しませんので、4極に変換しなければなりません。
今回はエレコム AV-35AD02BKを使用し、マイク端子に接続します。

接続

早速接続しましょう。

こんな感じになるかなと思います。


分配プラグはIC-R6側でも変換ケーブル側でも問題ありません。
イヤホンの取り回しと相談してください。

録音

ちらっと見えていますが、録音には「PCM録音」というアプリを使用しました。
無料で使えて、広告を視聴すればm4a形式での録音も可能な素晴らしいアプリです。

おわりに

この機材で東京ドームに乗り込むぞ。

ルールを守って良き受信ライフを。

以 上

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denpakun
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